1）自動化・省人化
設定操作AIアシストシステム yaless AI
オフセット印刷の現場課題を解決する
設定操作AIアシストシステム
設定操作AIアシストシステム「yaless AI」は、AIが「周辺の温度や湿度」「版面の輝度」「湿し水温度」「インキの温度」等のオフセット印刷のオペレーションに必要な項目を検知し、機械学習することで、最適な印刷条件を予測・フィードバックするシステムです。
導入することで、従来は経験と熟練度が求められてきた、オフセット印刷機のオペレーションをスキルレス化するとともに、最適な印刷条件からの逸脱を防止することで、試し刷りの時間短縮や、予測保全、印刷不良によるヤレの削減等の生産効率の向上、さらに、人材不足解消や人材育成へと大きく貢献します。
製品特長
- オフセット印刷のスキルレス化
「yaless AI」が、オフセット印刷に必要な、周辺温度、周辺湿度、インキ温度、湿し水温度、版胴面温度、カメラによる版胴面輝度データを測定・蓄積し、機械学習により、湿し水量の適正値を提示。また、湿し水の量が変化した場合、プレート表面の輝度をカメラで監視し、水元ローラー回転数調整をオペレーターにアナウンス。適正値を活用することで、経験やスキルに依存することのないオペレーションを実現します。
yaless AI 概念図
- ワイドモニターによるリアルタイム表示
計測された管理項目は、ワイドモニターにリアルタイムで表示。これらの数値は正常範囲ならグリーンで表示され、許容範囲からズレていくと段階的に黄色や赤で警告アラートを表示します。可視化されたデータを元に設定を行うことで、最適な印刷品質の維持に貢献します。
- お客様の印刷環境に合わせて精度向上
ミヤコシの印刷基準をベースに、導入環境下における実際のオペレーションを機械学習し、アルゴリズムに取り込むことで精度が向上。
- 損紙削減38%を実現
早期に印刷設定の改善を促すことで、「試し刷り」の紙使用量と「本印刷」時の印刷不良損紙を低減。
ラベル用紙500m巻きx2本、オフセット印刷経験2年、yaless AIアシスト、従来の損紙から38%削減を実現。（当社内でのテストデータより）
- レトロフィット
新しい機種への設置だけではなく、ミヤコシ製の既存機種へのレトロフィットも可能
Yaless AIをオプショで搭載可能な「MLP13M」についてはこちらから
システム構成
AIソフトウェア、計測ツール、表示モニターにより構成。
