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事例紹介

CASE STUDY

軟包装・紙器パッケージ

広幅インクジェット印刷機 大阪シーリング印刷様で稼働開始

お客様 : 大阪シーリング印刷株式会社

機種

MJP ADVANCED 45X for FILM

キーワード

軟包装・パッケージ、デジタル、インクジェット、水性

効率化と持続可能性の両立。「人に優しい」生産現場の実現

令和7年4月より、大阪シーリング印刷様の門司工場にて、軟包装向け水性インクジェット印刷機の最新機種となる、 MJP ADVANCED 45Xが稼働を開始しました。

大阪シーリング印刷様は、シール・ラベルやパッケージ製品の開発・製造において幅広い事業を展開されており、その総合力を活かして軟包装分野においても業界に大きく貢献されています。付加価値の高いフィルム製品を提供するとともに、環境負荷低減と職場環境の改善を推進されています。

サステイナブルな印刷方式を選ぶ時代

日本における軟包装フィルム印刷はその殆どが油性グラビア印刷機によるものです。株式会社ミヤコシでは、これからのパッケージ印刷の方向性はサステイナブルな印刷方式を選ぶ時代であると認識し、水性インクジェット、水性フレキソ、EBオフセットという3つの選択肢をご提案しております。今回の大阪シーリング印刷様によるMJP ADVANCED 45Xの導入は、印刷方式の選択に向けた大きな一歩であると考えております。

導入における大阪シーリング印刷様の戦略

大阪シーリング印刷様を中核企業とするOSPグループ様では、SDGsの観点から環境配慮型製品の開発や製品化を強化されており、製造部門においても水性インクの使用や有機溶剤の削減を推進されています。MJP ADVANCED 45Xの導入にあたっては、以下の点を強く意識されました。

  • 高い生産性:
    1050mmという広い印刷幅と80m/分という高速印刷(当社従来機種の2.3倍)
  • 高品質な仕上がり:
    微細な文字も鮮明に再現
  • 環境負荷の低減:
    従来の油性インキと比較してCO2やVOC(揮発性有機化合物)の発生を削減
  • 人に優しい技術:
    印刷現場の職場環境を改善

さらに、水性インクを使用した印刷に加え、有機溶剤を使用しないタイプの接着剤でフィルムを貼り合わせることで、残留溶剤の心配に対応するなど、生産工程全体でお客様の懸念や要望に応えながらも持続可能な事業展開を目指されています。

大阪シーリング印刷様は、今回導入された水性インクジェット印刷機のほか、デジタル印刷、凸版印刷、グラビア印刷など、最終製品の用途に最適なインクと印刷方式を選択できるよう生産体制も強化されています。

※本ページに掲載されている情報は、2025年4月現在のものです。

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