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事例紹介

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ARGRAF社、2台目のミヤコシ間欠オフセット印刷機を導入

スペインのARGRAF社はコロナ禍でも技術革新への投資ペースを上げています。同社はスペイン市場でラベルメーカーとして確たる地位を築きました。ARGRAF社は自信のポリシーに忠実であり、成長と差別化のためのツールとして技術への投資にコミットし続けています。その一環として、今回の投資にはミヤコシの間欠オフセットUVプレスを選びました。

バスク地方(Basque)のオヨン(Oyon)の町に拠点を置く同社は、ワインラベル製造において非常に注目されています。ARGRAF社のアルベルト・トローバ常務は、新たな設備導入についてだけでなく、同社がパンデミックにどのように対処しているかをお話頂きました。
 
トローバ常務は次のように振り返りました。「率直に申し上げて、年度初めは大きな底上げと非常に良い第1四半期で好調なスタートを切りました。その後、何が起こったのかは言うまでもないでしょう。コロナ初期段階で、先行き不透明になり、ほとんどの計画が白紙に戻りましたよ。私たちはAIFEC(イベリア連続ラベルメーカー協会)など、行政と迅速に連携を取り、スーパーなどコロナで窮地に立たされた食品流通ルートへの供給を止めないように地道に活動しました。この時期は非常に厳しい数ヶ月でした。」
また、ARGRAF社は営業戦略の一環として積極的に取り組んでいるのが蒸留酒(リカー&スピリッツ)の市場です。「蒸留酒はラベルの品質の面では、付加価値の特性がワイン市場と類似しているので、ワイン市場で培った技術と経験で蒸留酒の市場にも多彩なアイデアで提案可能です。」とトローバ常務は話します。新市場に臆することなく果敢にアプローチし、パンデミックでもビジネスを継続しています。

2020年の総括

「2020年の同じ頃の3ヶ月と比較すると、大幅に売り上げダウンするのは分かっているで、2021年は徐々に改善されることを願っています。」と、ARGRAF社の常務取締役は続けます。「第2四半期は間違いなく2020年と比較して良くなるだろう。」と予想しています。観光業界はまだ正常に戻らないが、かなり良くなると信じたい。最初に予防接種を展開する必要があり、人々は自信を取り戻し日常生活に戻る努力と時間が必要なため、2021年内に全てが回復するとは思いません。また、外食産業や接客業の状況は予断を許しません。ですが、ARGRAFグループは、人々、技術革新、プロセス全体の最高品質へのコミットメントをベースに、生産の卓越性を維持しながら成長し続けると確信しています。

2020年投資: ミヤコシMLP16C

話はARGRAF社のプロジェクトに戻ります。「私たちは最初に定義した計画に固執しました。以前導入した印刷機と同じモデルで2台目のミヤコシ製印刷機を増設しましたが、これには多くの新機能を追加しました。今年、ARGRAFグループは150万ユーロの設備投資を行い、技術開発を優先することで市場で最も洗練されたラベルを提供し続け、差別化できることを証明しました。

ARGRAFグループのイノベーションへの取り組みと、技術と生産の改善に投資する確固たる方針により、ミヤコシの間欠オフセットUV技術を再び選ぶ決断に至りました。すなわち、グループは、特別な市場特性(ショートラン印刷、高品質の印刷、等)を確保するために設計されたブランド機であるミヤコシMLPプレスを購入し、堅牢な機構で卓越したオフセット技術、生産性、性能をここに結集させました。
「5年ほど前にミヤコシの初号機を設置しました。今回も迷わずミヤコシのMLP16Cです。」と、トローバ氏は続けます。「完全に信頼できると証明されてますし、故障や不具合で1日も止まらない確立したマシンですね。」

ARGRAF社に設置された新しいミヤコシMLP16C間欠オフセットUVプレスは、4xオフセット+ホット箔+2xオフセット+スクリーン+フレキソ+ラミネート+ダイカットを含む柔軟性のあるユニット構成になっています。それは完全に自動化された(電子インクキー、自動洗浄システム、コールドスタート機能、揺動ローラー冷却、自動見当システム、コロナ処理、コッキング調整、オフセット印刷、ホット箔、フレキソ、ダイカットユニットなど)、このマシンはワイン、食品、その他のラベル市場のためのショート~ミドルラン生産のための完璧なソリューションになります。更に、選択したリピート長に関係なく、最大速度で連続的に印刷することができますので生産効率が非常に高い印刷機です。」と、代理店のデビッド・ロペス氏は説明しています。

本事例は弊社製品の販売パートナーであるミヤコシヨーロッパのウェブサイトに掲載されている導入事例のダイジェスト版です。元記事はこちらからご覧ください。

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